「結局、翔くんに頼ったのね。じゃなきゃ、あんな額、2年そこらで返せるわけないわよね」


母親は何処か、開き直った様に言う。


違う、、、。


あたしは自分の力で、返した。


でも、それを口に出来ない。


母親に、そう思われたことが凄く悔しい。


「アンタと未来を一緒にすんな!!」


翔、、、。


「未来は一度だって、輝にも俺にも連絡はしてねぇよ。今日だって、何も言わずにこの街を離れるつもりだった」

「え?未来、この街に居たの?」


翔の言葉に、莉奈があたしに聞く。


そして、あたしのことを見る。


知られたくない、、、。


あたしがデリヘルをしてたなんて、隼人には絶対に。