ミルクちゃんは「ふ~ん」と、何か納得していないようだった。


「あ、それと約束して欲しいことがあるの」

「約束?」

「うん。もしも、誰かにあたしのことを聞かれても「知らない」って言って」


もし、莉奈が手紙見たら聞いてくるかもしれない。


そうなった時、あたしがここに居るって知られたくない。


「お願い、これだけは約束して」


あたしは、ミルクちゃんに念を押す。


「約束する」

「ありがとう」

「ううん、あたしの方こそありがとう」

「まだ、お店に入れてないでしょ?ありがとうはまだ、早いよ」


そう言って、あたしは笑った。


「そうだよね」と、ミルクちゃんも笑った。