あたしは何か、間違っていただろうか。


「無理なんだよ、瞬華ちゃん」


ミルクちゃんの言葉に、首を傾げる。


「どうして?」


そう聞くと、ミルクちゃんの変わりに榊原さんが答えた。


「ミルクは18から6年もここに居る。それに、キャバクラの経験もない。24過ぎの初心者を雇うキャバクラなんて何処にもない」


確かに初心者より、経験者の方がお店側としては欲しいだろう。


それにミルクちゃんはあたしと同じ、24歳。


キャバクラで生きるには上の方だ。


「榊原さんのせいで瞬華ちゃん、困ってるじゃない。気にしないでね、瞬華ちゃん」


そう言い、笑うミルクちゃんに何かしてあげたいと思った。