居なくなった今でも、あたしの背中を押してくれるのは百合子ママなんだ。


そう、思った。


百合子ママ、もう一度会いたいよ。


もし会えるなら、あたしは百合子ママじゃなく「お母さん」って呼びたい。


あたしのお母さんは、母親なんかじゃない。


あたしのお母さんは、百合子ママだけ、、、。


だから、百合子ママのようにあたしは強くなるよ。


百合子ママの娘として、恥ずかしくないように、、、。


ちゃんと自分の足で歩いて、生きていく。


母親が作った未来じゃなく、あの街で生きたミライでもなく、百合子ママが育ててくれた、あたしとして生きていく。


もう誰にも頼らないで、、、。


あたしは、今日ミライとさよならする。