あたしも、輝や未来のようなお互いを想い合えるような人に出会いたいって思った。


でも、2人の運命は凄く、残酷だった、、、。


あの日、、、。


卒業式の前日に、翔と輝の父親が来た時。


親が迎えに来てくれるなんて、いいなって思った。


あたしには一生、迎えに来てくれる人なんていないから。


でも、あたしはそう思ったことを後悔した。


翔と輝が知らせれた現実は、きっと輝のことは物凄く傷つけただろう。


その日の夜。


輝は一目も気にせず、泣いた。


その後ろ姿を見て、あたしは何も出来なかった。


怒りに震え、輝は受け止められない現実を必死に受け止めようとしていたんだ。


2人は、あんなに想い合ってたのに、、、。


2人の気持ちとは裏腹に、2人は引き裂かれた。