その後、何もわからないあたしのために、翔や輝、莉奈が葬式のことなどいろいろ手を回してくれた。


百合子ママが居なくなったというのに、時間は止まってくれない。


さっきまで、そこにあった遺体は灰になり、写真の中で笑っている百合子ママしかのこの世に居なくなった。


あたしにとって、その時間はとてもあっという間に感じた。


全部が終わるまで3人は、あたしの傍にずっと居てくれた。


「なぁ、未来。これからどうするんだよ」


百合子ママの遺影の前から動かないあたしに、輝が聞く。


これから、、、。


そっか、あたしはPolaris(ポラリス)を辞めたんだ。


だから、あたしには戻る場所なんてないんだ。