でも、そんな翔がこんなにも怒っている。


「桜子さんは、店のオーナーの女だよ」


輝が、翔に母親のことを言う。


「アンタ、俺とこいつと兄弟だって知らねぇの」

「え、、、テル君と翔君が、、、兄弟?」


どうやら母親は、2人のことを知らなかったようだ。


「まぁ、輝のことはいい。でも、こいつのことまた泣かせるようなことして見ろ。今度こそ、俺はアンタを許さねぇ」


翔が言うこいつとは、どうやらあたしのことのようだ。


「翔」

「これで良いんだよ」


翔はそう言い、あたしを安心させるように笑った。


「ありがと」


あたしは素直に、そう言った。


「で、どこ行くんだよ」

「あぁ、百合子ママ所だ。事情は後で話す」


あたし達4人は、Polaris(ポラリス)を後にした。