莉奈が顔を上げ、あたしのことを見る。


「違うの、、、。あたし、見ちゃったの」


莉奈は何のことを言っているのだろう。


「見たって?」

「輝と翔の父親が施設に来た時、未来のお母さんも一緒だった」


あたしのお母さん?


「百合子ママのこと?」

「違う、、、本当のお母さん」


あたしの母親?


「莉奈、母親のこと知らないでしょ?」

「百合子ママのお店に飾られてあった写真、覚えてる?」


それは百合子ママがこの街にいた時、お店のラストに撮った写真のことだとわかった。


あれには、確かに母親も写って居たと思う。


「、、、うん」

「百合子ママに聞いたら、未来のお母さんのこと教えてくれたの」