「い、、おい!」


急に声を掛けられて、ハッとする。


目の前には、結城さんがいる。


ここにいるということは、撮影は終わったのだろうか。


「なんですか?」

「聞き入ってるところ悪いんだけど、撮影始めたいんだけど」


周りを結城さんの様子を伺っている。


「今行きます」


あたしが立ち上げると、結城さんは歩き出した。


その後ろを付いて行く。


「やるからには、ちゃんとやれよ」


結城さんから、上から目線に言われる。


「できる範囲で頑張ります」


そう言うと、鼻で笑われた。


きっとバカにしているのだろう。


その態度に少しイラッとしたが、グッと堪えた。