三浦くんの方がいい男だと言ったことは、嘘じゃない。


きっと隼人や溝口店長みたいな人と恋をするより、ずっと幸せにしてくれると思う。


「ごめん。変なこと言って。あたしちょっと、変なんだと思う」

「何かあったんですか?」

「なんだろう。ナンバー1で居る自信がないのかな。価値が落ちてるのはわかってるんだ」


昔よりは、価値が落ちてきてるのはあたしだってわかってる。


古い子は次々に居なくなって、新しい子がどんどん入ってくる。


あたしより前にいた子は1人もいない。


あたしより後から入った子だって、居なくなってる。


ここじゃ、あたしが一番古い。


「価値って、ミライさんはミライさんじゃないですか」


あたしは三浦くんの顔を見る。