「う、ウソ………」



速川くんと一緒のチームになれるなんて……っ



「頑張ってきな」



友菜は私の肩をポンポンと叩いて、自分のチームの方に行ってしまった。



私も自分のチームのとこに行かなきゃ!



「桜本ー!こっちこっち!」



大きな声で私に手を振ったのは、やっぱり速川くんだった。



「作戦立てようぜ」



と、速川くんが作戦を立ててみんなに教える。



速川くん……やっぱりすごい。
みんな、ちゃんと速川くんの話に耳を傾けてるもん!



「桜本はこのへんにいて?俺がパスするから鈴木にパスして」



「う、うん!」



出来るかな……?



不安でいっぱいだけど、速川くんがいれば出来る気がする……!



頑張ってみよう……!