―ローザ・ラミット・サン・グロー・ハル・リシンド・フローラ

それが彼女の、ふんわり姫の名前です。

そんな姫はフローラ王国の第一王女でもあるのです。


太陽の光を閉じ込めたように輝くどこかふわふわとした金色の髪。

陽射しを浴びる若葉のような優しげな緑の瞳。


まるで花々の女神のような美貌。

その姫の笑顔は見るものを幸せにさせ、花や木も喜び咲き乱れるといいます。


そして、春の陽射しのようなふんわりとした雰囲気。



そしてこの物語はそのふんわり姫が
2つの国を挟んだ遠い国に嫁ぐことになったことから始まります。





では、お次はそのふんわり姫様は嫁ぐことになった「2つの国を挟んだ遠い国」こと冬の国
のご紹介を致しましょう。