『ハァハァ…。』
なんとか○△駅に着いたけど…水ちゃんはまだいない。
今は12時50分、あと10分もある。
まぁ、女の子は準備がかかるからねぇ。
…あたしも“一応”女だけど。
タッタッタッタッ
「KAI君!遅れてごめん!」
『あ、水ちゃん。大丈夫だよ、まだ1時なってな…』
「……KAI君?」
か…可愛いっ!
今日の水ちゃんはピンクのニットワンピに茶色のニーハイブーツ、髪の毛は毛先が内巻きになっている。
ヤバイ、同性だとは思えない!
「KAI君どうかした…?」
ハッ
『ごめん…ちょっと見とれてた。』
すると、たちまち水ちゃんの顔が紅潮していった。
「そ、そんなお世辞はいいから///。」
怒っているつもりだろうけど顔が赤いので迫力がない。
…むしろ可愛いです。
『ごめんって。』
あたしは顔の前で両手を合わせて謝る
。
「し…しょうがないから許してあげる。」
フイッ
そういって水ちゃんはそっぽを向いてしまった。
ま…まさかの
“ツンデレ”!?


