全力で走り疲れ切った俺は
路地裏に入り、壁に寄りかかって
崩れるように座った


やっと落ち着きだしたとき
急に前世が視え始める









「雄哉のことが本気で好きなの!!」

「でもおれは蒼のことそういう対象で
みれないから...ごめん」


「...そっか!!そうだよね!ごめんね!」


「俺さ、優奈が好きなんだ」


「...そうなんだがんばってね!」


「おうっ!」





そこから時期が飛び、
優奈と俺が付き合っているところが視えはじめる


「おい優奈!大丈夫か!?」

「だ、だいじょうぶ...あはは
私相当蒼ちゃんに嫌われちゃってるね...」


「なんかごめんな、俺のせいで...」


「私、全然平気だよ!?こんなくらいへっちゃら!!」

「俺、やっぱ蒼にやめろっていってくる」


「いや、雄哉くんほんと大丈夫だって...」