それから隆太はレジに向かい、私は先に店の外へ出た










































「わりぃ!お待たせっ!」























少しして隆太が店から出てくる

























「いいよ?ほとんど待ってないし。それより、ちゃんと買えた?」

























私の質問に答えるように隆太は綺麗にラッピングされた袋を見せる
























「…そっか。」


























……もう泣きそうになってくる


























失恋決定



























そんなことはずっと分かっていたはずなのに




























やっぱり、心の中では少し疑っていたのかもしれない























まだ私にも可能性があるかもって
























でも、これを渡せば……もう、私はダメ























ジワリとあふれてくる涙に気づかれないように、下を向く



























「あ!そうだ!!」


















隆太は当然、何かを思い出したように慌てだす













……?














下を向いている私に隆太は顔を上げるように言う















顔を上げたところには……ピンクのハートの可愛いネックレスがあった






















「………え?」