鮮やかだ。
ここまで兵士に発見される事なく、また何のトラブルもなく潜入任務を遂行している。
これ程の技能を有する隊員が戦術自衛隊にいたとは。
(成程…一部隊…しかも分隊単位でARMOUR社を壊滅させる訳だ…)
小川と小暮に追従しつつ、マットはその能力に舌を巻いていた。
鉄壁と思っていた自分の基地。
そこへ、こうもあっさりと潜入されてしまうとは。
もし、またこの基地に兵士として復帰できるのならば、是非とも基地の警備の厳重化を進言しなければならない。
そんな事を考えていたマットに。
『伏せろ』
小川がハンドシグナルを送る。
咄嗟に身を低くするマット。
…巡回の兵士が、ゆっくりと歩いていた。
ここまで兵士に発見される事なく、また何のトラブルもなく潜入任務を遂行している。
これ程の技能を有する隊員が戦術自衛隊にいたとは。
(成程…一部隊…しかも分隊単位でARMOUR社を壊滅させる訳だ…)
小川と小暮に追従しつつ、マットはその能力に舌を巻いていた。
鉄壁と思っていた自分の基地。
そこへ、こうもあっさりと潜入されてしまうとは。
もし、またこの基地に兵士として復帰できるのならば、是非とも基地の警備の厳重化を進言しなければならない。
そんな事を考えていたマットに。
『伏せろ』
小川がハンドシグナルを送る。
咄嗟に身を低くするマット。
…巡回の兵士が、ゆっくりと歩いていた。


