その横田飛行場の裏手…一般からは目立ちにくい裏側通用口に到着した小川達。

当然裏口とはいえ、米兵が警備の為に立っているが。

「よぉ」

小暮は気軽に声をかける。

「コグレェ…」

その米兵は呆れた顔をした。

「勘弁してくれよ、いきなりこんな無理難題…俺の首が飛んじまうぜ」

「悪ィ悪ィ…今度いい女紹介してやるからよ」

「本当か?アキハバラにいるようなメイド服の似合うジャパニーズガールじゃないと認めないぜ?」

「オッケーオッケー」

…随分とコアな会話が交わされている。