「それにしても…」

小暮がマジマジとマットの顔を見る。

「その紅い眼…どう見たってディアボだよなぁ…」

「違うんだ!信じてくれ!」

身を乗り出してマットが叫ぶものだから、麗華や豊田は思わず身構えてしまう。

「どうします?分隊長」

三浦が小川に指示を仰ぐ。

「……」

しばらく黙考する小川だったが。

「よし…わかった」

彼は頷く。