豊田が無線連絡して数分後。

四人の戦術自衛隊員がやって来た。

小暮 健太朗（こぐれ けんたろう）三等陸曹。

劉 麗華（りゅう れいか）一等陸士。

三浦 和平（みうら かすひら）三等陸曹。

そして戦術自衛隊小川分隊の分隊長、小川 和也（おがわ かずや）二等陸曹。

「Ogawa squad？」

それまで流暢な日本語を使っていたマットが、思わず英語発音になってしまう。

「お前達…半年前にARMOUR社を壊滅させた、あの小川分隊なのか？」

「ああ」

小川が頷く。

驚きを隠せないマット。

成程…道理で谷口と豊田が手強い訳だ。