どう考えても、このアメリカ兵はディアボではない。
ディアボだとしても、こんな害意を持たない種は初めてだ。
「待ってて」
豊田が無線を手にして。
「待て!」
マットは再び銃口を向ける。
「仲間は呼ぶなと言った筈だ。俺にこれ以上味方を撃たせないでくれ」
「そうは言っても」
谷口がマットを見据える。
「今のお前の意見を聞き入れる者は殆どいない。少なくとも、外見はディアボだからな」
「……」
意気消沈し、銃口を下げるマット。
「俺達に任せてくれ。お前の悪いようにはしない」
ディアボだとしても、こんな害意を持たない種は初めてだ。
「待ってて」
豊田が無線を手にして。
「待て!」
マットは再び銃口を向ける。
「仲間は呼ぶなと言った筈だ。俺にこれ以上味方を撃たせないでくれ」
「そうは言っても」
谷口がマットを見据える。
「今のお前の意見を聞き入れる者は殆どいない。少なくとも、外見はディアボだからな」
「……」
意気消沈し、銃口を下げるマット。
「俺達に任せてくれ。お前の悪いようにはしない」


