これまでマットが、幾度となく訴えてきた言葉。
初めてまともに耳を傾けてくれる相手に巡り合えた。
しかし。
「その眼は何だ?ディアボと同じ真っ赤な眼じゃないか」
警戒を解かぬまま、谷口が指摘する。
「これは…気がついたら紅くなっていたんだ」
「そんな言い訳が通用するとでも?」
「本当なんだ!信じてくれ!」
「……」
谷口と豊田は顔を見合わせる。
「貴方は何故ここにいるの?」
今度は豊田の問いかけ。
「このビルに、武器密売組織の副官二人が潜伏しているという情報を受けた。俺達のチョークはこのビルに突入し、その副官二人を捕縛するという任務だったんだ」
初めてまともに耳を傾けてくれる相手に巡り合えた。
しかし。
「その眼は何だ?ディアボと同じ真っ赤な眼じゃないか」
警戒を解かぬまま、谷口が指摘する。
「これは…気がついたら紅くなっていたんだ」
「そんな言い訳が通用するとでも?」
「本当なんだ!信じてくれ!」
「……」
谷口と豊田は顔を見合わせる。
「貴方は何故ここにいるの?」
今度は豊田の問いかけ。
「このビルに、武器密売組織の副官二人が潜伏しているという情報を受けた。俺達のチョークはこのビルに突入し、その副官二人を捕縛するという任務だったんだ」


