コートニーのバレットM82でも、戦車や歩兵戦闘車には有効なダメージを与える事は難しい。

「せめてC4爆薬でも持っていればな」

歯噛みするジェフ。

手榴弾ならば所持しているものの、そう都合よくC4までは持ち合わせていない。

「どうする、戦車相手じゃ逃げ切れないぞ」

マットの言葉に。

「…接近して仕掛けるしかない」

ゴーストは言った。

「どちらか片方ずつ相手するなら、俺に考えがある」

「よし、それなら」

マットがコートニーを肩から下ろし、ジェフに預けた。

「俺が囮になる。その間にどちらかを」