「マット!下の階からTSDFが上がって来てる!」

部屋の入り口を見張っていたスミスが叫ぶ。

もう、こちらの身元を証明する手段は残されていない。

「仕方ない、応戦する!」

マットはM16A2を構えた。

「いいか、相手は友軍だ。可能な限り殺害は控えろ!手足を撃って無力化する程度に留めるんだ、こちらはディアボと誤解されている。容赦なく殺してしまえば、余計に誤解を招く!」

「マジかよ…」

「アッチは本気で殺しにかかってるのに、コッチは手加減すんのかよっ」

スミスとシュミッドが愕然とする。