大きく旋回し、再びこちらに向かってくるハインド。

「マット…だったよね」

コートニーが言う。

「降ろして欲しいの…」

「馬鹿な、君の足でハインドから逃げ切れるものか!」

マットは言うが。

「違う…」

彼女は手にしたバレットM82を握り締めた。

「逃げたりしない…撃ち落とす…」

「何?」

耳を疑うマットから、コートニーは降りた。

足をついた途端に痛みが走るが、それを唇を噛んで堪える。

そしてバレットM82を構えた。

もう一度機銃掃射を行おうと高速で接近してくるハインド。

狙うはそのコクピットのガラス!