身元さえ証明できれば、戦術自衛隊の誤認だと認識してくれる。
そう考えたマットだったが。
「騙されるなよ」
一個中隊の中隊長らしき隊員が、部下に向かって言う。
「新種のディアボは言語能力に優れ、欺瞞行動もとるという。知能の発達した種だ。言葉を発するからと鵜呑みにするな」
「なっ…!」
口で説明しても、彼らはマットの言う事を信用しなかった。
確かにディアボは戦闘能力に優れるものの、言語によるコミュニケーション能力には乏しい。
言語を発するディアボも戦術自衛隊によって確認されているものの、それらはたどたどしい言葉しか使用できなかったという。
それ故に、きちんと言葉で説明すれば信用してもらえると考えていたのだが。
そう考えたマットだったが。
「騙されるなよ」
一個中隊の中隊長らしき隊員が、部下に向かって言う。
「新種のディアボは言語能力に優れ、欺瞞行動もとるという。知能の発達した種だ。言葉を発するからと鵜呑みにするな」
「なっ…!」
口で説明しても、彼らはマットの言う事を信用しなかった。
確かにディアボは戦闘能力に優れるものの、言語によるコミュニケーション能力には乏しい。
言語を発するディアボも戦術自衛隊によって確認されているものの、それらはたどたどしい言葉しか使用できなかったという。
それ故に、きちんと言葉で説明すれば信用してもらえると考えていたのだが。


