鉄の救世主Ⅲ(くろがねのメシアⅢ)

コクピットには四人の兵員。

彼らがゴーストの私兵部隊の兵士達だ。

「ボス、コートニーの足取りが摑めました、アフガニスタンです」

パイロットの一人が言う。

79年のソ連軍による軍事介入の開始以来、ソ連軍及び政府軍とムジャーヒディーン(イスラム教の大義にのっとったジハードに参加する戦士達の事)の戦闘が激化、政情不安定となったアフガニスタン。

89年のソ連軍撤退後も、国内の支配を巡ってアフガニスタン紛争が始まり、98年には第二次マザーリシャリーフの戦いでターリバーン(ソビエト連邦のアフガニスタン侵攻後の長年の内戦の中から生まれた武装勢力)が勝利、アフガン全土の9割を掌握する。

しかし2001年10月2日、アメリカ同時多発テロ事件を受けてNATOがアルカーイダを匿うターリバーン政権に対して自衛権の発動を宣言。

10月7日、アメリカ軍が不朽の自由作戦の名の下で空爆を開始、イギリスも参加。

北部同盟も地上における攻撃を開始。

これよりまたもアフガニスタン紛争が開始されるなど、常に戦火が絶えない危険地帯だ。