鉄の救世主Ⅲ(くろがねのメシアⅢ)

「養女?」

ジェフが訝しげな顔をする。

「娘がいるのか」

「血は繋がっていない。俺は第一次チェチェン紛争に傭兵として参加していてな、95年2月にロシア軍がチェチェンの首都グロズヌイを制圧していた頃に戦場で逃げ遅れていた幼い娘を、俺が助けた…名前はコートニー。お前と同じくらいの歳の娘だ」

ゴーストはマットを見た。

戦場で家族を喪い、行くアテもなかったコートニーを連れ、ゴーストは世界中を転戦した。

その中で生き抜く知恵と技術を彼女に仕込み、いつしかコートニーは超一流のスナイパーへと成長していたのだが。