「どうです?サンダース一等軍曹」

全く反応できなかったジェフを見ながら、ステビンスは笑う。

「デルタフォースの入隊条件って何でしたっけ?腕立て伏せと腹筋運動をそれぞれ2分間に55回と62回以上、ランニング2マイルを15分6秒以内に完走、でしたっけ?そんなもんできなくても…」

まだ言葉の途中のステビンスに銃口を向け、M4カービンをフルオートで発砲するジェフ!

しかしそれよりも更に素早く銃口を片手で逸らしたステビンスは、そのままジェフに組み付き、CQCで彼を投げる!

「ぐぁあっ!」

マット同様、甲板に叩きつけられて悶絶するジェフ。

「ナノマシン一つで屈強な特殊部隊員以上の身体能力を獲得できるんです」

ステビンスはジェフを見下ろした。