「ステビンス…お前…」

マットの体が震える。

口ではああは言っていても、何かの間違いだと思っていた。

何かの間違いであって欲しかった。

しかし目の前に突きつけられた現実は、否応無しにマッ「何をボンヤリしてるんだ?」

マットの思考を断ち切るように、ステビンスが一気に間合いを詰めてきて。

「うぐおっ!」

マットの首を片手で摑んで持ち上げた挙句、潜水艦の甲板に叩きつける!

それだけで甲板が大きくへこむ。

「がはっ…!」

強かに打ちつけられた背中。

呼吸が止まり、マットは呻いた。