ビルの3階の窓を割り、こちらを狙撃してくるディアボに、マットとジェフは身を隠す。

高い位置にいるという事は、それだけで有利になる。

「厄介ですね、あの狙撃手」

車両の陰に隠れたままマットがジェフを見る。

「マット、手榴弾あるか?」

ジェフに言われ、マットは手榴弾を一つ手渡した。

ジェフはその手榴弾のピンを素早く抜き。

「援護しろ!」

身を乗り出して投擲!

ジェフの投げた手榴弾は、的確なコントロールで狙撃手のディアボがいる3階の窓へと放り込まれる。

間髪入れずに起きる爆発!

ディアボは爆風で吹き飛ばされて転落し、アスファルトに頭部を叩きつけられて絶命した。