「めちゃくちゃしやがるぜ、奴ら!」

慌ててコーヒーカップを置き、窓際に立つ小暮。

三浦や谷口も88式鉄帽を被り直して小銃を構える。

迫撃砲に次弾を装填するディアボ。

砲弾は十分に所持しているようだ。

一気に建物ごと、こちらを叩くつもりらしい。

「砲手を排除する、撃て、撃て!」

小川が指示を出すものの。

「うおっ!」

窓際に立っていたマットが頭を引っ込める。

砲手が狙われる事はディアボ達も予測済みなのか。

激しい援護射撃によってこちらの攻撃を封じ、手出しをさせない。