3階、4階。
同じ事を繰り返して敵影がないのを確認。
遂にチョークは5階のクリアリングも終了させる。
「どうなってんだ?」
暗視装置を外し、スミスが声を上げた。
作戦中に喋るのは、敵に発見される恐れがある。
が、それでも声を上げたのは、あまりにもこの状況が不可解だからだ。
「どこにもいねぇじゃねぇか、武器密売組織の副官なんて」
声にこそ出さないが、ギャレンタインやシュミッド、ステビンスも同じ意見だった。
この都市、このビルに武器密売組織の副官二人が潜伏しているという情報を受けていた。
だからマット達のチョークが突入作戦を決行したというのに。
同じ事を繰り返して敵影がないのを確認。
遂にチョークは5階のクリアリングも終了させる。
「どうなってんだ?」
暗視装置を外し、スミスが声を上げた。
作戦中に喋るのは、敵に発見される恐れがある。
が、それでも声を上げたのは、あまりにもこの状況が不可解だからだ。
「どこにもいねぇじゃねぇか、武器密売組織の副官なんて」
声にこそ出さないが、ギャレンタインやシュミッド、ステビンスも同じ意見だった。
この都市、このビルに武器密売組織の副官二人が潜伏しているという情報を受けていた。
だからマット達のチョークが突入作戦を決行したというのに。


