身を隠しつつ、応戦する小川達。

こちらはせいぜい試作型対戦車狙撃銃やM203グレネードランチャー、手榴弾。

しかしディアボ達は手榴弾は勿論、ブローニングM2のような重機関銃やRPGといったロケット砲まで所持している。

その上、人数も圧倒的。

火力の点から言っても戦力差がありすぎた。

たった七人では対抗できない。

四方八方から撃たれ、身を隠しているコンクリートの壁がどんどん削られていく。

身を隠す遮蔽物が削り取られる。

まだ若い隊員達には、かつてない経験だった。