ディアボ達の銃口は、小川達の乗っているヘリにも容赦なく向けられる。

ヘリの機体を叩く銃弾。

「分隊長、私達を撃ってきます!」

麗華が声を上げる。

「よし、撃て!発砲を許可する!」

叫ぶ小川。

元より人間でないディアボ相手には、許可なしの発砲が許されている。

麗華が試作型対戦車狙撃銃を、豊田とマットがM16A2を、三浦と小暮がM4カービンをそれぞれ撃つ。

ヘリからも、M134ミニガンが発射される。

最大で秒間100発という発射速度を誇り、生身の人間が被弾すれば痛みを感じる前に死んでいるという意味で『無痛ガン』とも呼ばれる。

その凄まじい威力に、眼下にいたディアボ達は次々と殲滅されていく。