「フォートベニング基地、聞こえるか」
マットが無線連絡したのは、何と今し方脱出したばかりのフォートベニング基地だった。
こちらの位置を敵に知らせる自殺行為。
谷口が慌てて止めようとするが。
「……」
小川がそれを制した。
「こちらアメリカ陸軍第75レンジャー連隊所属、マット・エヴァーズマンJr.二等軍曹。訳あって現在、戦術自衛隊小川分隊と行動を共にしている…先程基地に潜入したのも俺達だ」
淡々と告げるマット。
恐らく今頃フォートベニング基地は、蜂の巣を突いたような大騒ぎだろう。
武器密売組織の副官を捕縛する為にチョークを率いて出撃したかつての仲間が、あろう事かアメリカ軍を裏切って戦術自衛隊と共にフォートベニング基地に潜入したというのだから。
マットが無線連絡したのは、何と今し方脱出したばかりのフォートベニング基地だった。
こちらの位置を敵に知らせる自殺行為。
谷口が慌てて止めようとするが。
「……」
小川がそれを制した。
「こちらアメリカ陸軍第75レンジャー連隊所属、マット・エヴァーズマンJr.二等軍曹。訳あって現在、戦術自衛隊小川分隊と行動を共にしている…先程基地に潜入したのも俺達だ」
淡々と告げるマット。
恐らく今頃フォートベニング基地は、蜂の巣を突いたような大騒ぎだろう。
武器密売組織の副官を捕縛する為にチョークを率いて出撃したかつての仲間が、あろう事かアメリカ軍を裏切って戦術自衛隊と共にフォートベニング基地に潜入したというのだから。