あなたがいなくなってからもぅ何年が過ぎただろう。もぅ二十歳になっていた。
「帰ってこないかなぁ…」一人でつぶやく。
「だれが?」
目の前に立っているのはもしかして小林くん…なの…?
「小林くん…ですか?」
半信半疑の私の顔に笑いながらも、
「はい。小林くんです。」
と答えてくれた。