「どうしたんだ。篠田。」


今、授業中なの忘れてたっ

授業中にいきなり立った私にみんなも注目していて…

「えっと…」








「篠田、熱があるっぽいんで保健室行ってきます。」


そういって私の体を支えるようにした。





ーーまた嘘だ

なんでこんな笑顔で平気でうそつくの




「分かった。じゃ、保健室まで齋藤よろしくな。」

すると先生は授業を再開した。









保健室につくとドアに出張中と書いてあるマグネットがはってあった。



じゃあ、齋藤くんと2人きり…?

そんなのやだ





「じゃ、俺、屋上でさぼってるから。」








多分私が2人っきりは嫌なのをさっしたんだ…


意外な優しい一面にドキッとくる。






「それとも、俺と一緒に寝たいの?」






「は?絶対やだ。絶対あんたなんかと寝ないし。」





「そんな真っ赤な顔して。」





ーーっ


いちいち言うところがムカつく。