・・・・・・・・・・。







なんか、ムカつく。


齋藤くんを見ると友達と楽しそうに話している。


ってかごみついてるの嘘だったんじゃんっ…







「…なんなの、」


やっぱりずるい…






「最低、…嘘つき。」




もう一度齋藤くんを見るとさっきと変わらず楽しそうに友達と話している。







さっきの満足そうな顔が悔しくて楽しそうに話している齋藤くんを少し睨む。




すると齋藤くんはそれに気付いて一瞬驚くがさっきのような笑みを浮かべる。




ーーっ





なにあいつ

ほんと嫌い



「あみ、また齋藤みて…」


慌てて振り向くといつのまにかまりえちゃんがいた。


「……ってなんでそんなに顔が赤いのよっ」


わたしはびっくりして顔を触ると



「熱い…」




自分でも驚いたけどそれ以上にまりえちゃんは驚いて私のおでこと自分のおでこを比べると

「ちょっと熱いけど大丈夫ね。」

と安心した。



まりえちゃんの優しさににやけて

「ありがとう、まりえちゃん」

と言った。