「はよ、あみ」
上から降ってくるまりえちゃんにしては低い声。
一瞬驚いたが
私は特に反応せず
「なによ、急に」
と言った。
私はこれも私を落とすためなんだなぁと思いはぁ…とため息をついた。
一方まりえちゃんは
「は?いつ仲良くなったのよ、あみ」
ちょっと怒り気味に聞く。
「ぜんぜ
「前から、仲良いよな。」
………
あぁほんと嫌いこの人
この笑顔も大嫌い
私は何も言えなくなって机にふせる。
まりえちゃんは
「あみ、付き合うことになったら一番にわたしに言いなさい。」
と最後に「私はあみの親友だからね」と言った。
「まりえちゃん…っ、」
と言ってまりえちゃんに抱きついた。
齋藤は
「レズか」
と笑って友達のところへ行った。
