「…え」 「篠田が俺に惚れたら俺の勝ち。篠田が惚れなかったら篠田の勝ち。」 まだあんまりよく分からなくて顔をあげる。 「篠田が勝ったら篠田の言うこと何でも聞く。…けど俺が勝ったら俺の言うこと何でも聞けよ」 返事をする間もなく 「ま、2学期までには落とすかな」 そう言うとどっかにいってしまった。