やった、取れた…! と、そう思った瞬間、強風に吹かれ、私のバランス感覚はあやふやになった 落ちる瞬間は、まるでスローモーション 掴んだはずの風船が、ゆっくりゆっくり、青くすかすがしい空に飛んで行くのを見ながら… ____ドサッ!! 「っ、…!」 右足に激痛が走る。 一気に現実に引き戻され、私を呼ぶ男の子の焦った声を聞きながら…言葉を発する間もなく、静かに目を閉じた_______…