どんどん高くなる目線。 どんどん遠くなる男の子との距離。 あと…もう少し…! 枝に登り、四つん這いになって、風船が引っかかっている枝の先っぽに、思いっきり手を伸ばした もう少し…届いて…! _______… そして、糸に手が触れたとき。 ビュゥッ____…!!! と強風が吹き、荒々しく木を揺らし、実琴の体を揺らした_____