そういって幸を抱きかかえた。
世間でいうお姫様だっこで。


女の憧れだろうな。
…とか考えながら走っていた。




先生「あ、待ちなさい!」



先生の言葉はもう俺にはきこえなかった。





side 海斗 終わり