闇と光



ーー3日後……。


あたしは今、尻崎学園の校長室にいる。



…てか、尻崎学園って校舎デカすぎ!!
天井が高いしアンティークな家具ばっかりだ…



ーーガチャ…。

ドアから校長らしき人が入ってきた。


「あー…君が藤原 杏さんかね?」

「はい…」

実際は…藤原なんて名字じゃないけどね…
ていうか、あたしの一家は名字はない。
だから、この名字は偽物。

でも杏だけは本当だけど。


「じゃあ、藤原さん。担任の鈴木先生と一緒に2年B組に行ってください。」


「わかりました。」

「じゃあ、藤原さん2年B組に行きましょう!!」

「は、はい…」


なんか……凄い先生が熱い…。
これって確か…熱血先生って言うんだっけ?
あたし、この先生苦手かも。

そんなこんなで鈴木先生と一緒に2年B組に行った。


「俺が入って来いって言ったら入って来いよ」

「わかりました。」

…緊張するなー…。
学園生活ってどんな感じなんだろう。


「じゃあ、入って来てー」

よ、呼ばれたっ!!



ーーガラガラ……。


し、視線が…凄い…。
ていうか、こいつらなにコソコソ喋ってんの?
う~…イライラするんだけど!


「じゃあ、自己紹介してね」


……はい??
じ、自己紹介!?
自己紹介ってあの自己紹介???

自分の名前を他人に言うやつの事!?
あたしには無理無理っ!!!!

「さっ、早く自己紹介♪」


……こいつ…なんで最後に♪付けるんだよっ!
殺したいよ、この先生。



「藤原 杏で…す…」

よしっ、ちゃんと言えたぞ!
どうだっ、あたしの意地を見たか!!


「自己紹介ありがとねー…

さてと。
藤原の席は…桐島の隣だな」


コイツゥゥゥゥ!!!!!
自己紹介♪って言って自己紹介したらありがとねー…って!!
本当に殺してやりたい……。


「はい。」


桐島って…あぁ一番後ろの席の事じゃん。
隣って事は窓側の所だ。
ここの場所だったらあんまり目立たないから大丈夫。



「じゃあ、HR終わるぞー」


「起立、礼ー。」


あー終わったぁ~…。
自己紹介って結構恥ずかしかったなぁ~



なんて考えているとあたしの周りに人がうじゃうじゃ集まってきた。