「じゃあ、とりあえずばた足練習ね、プールの淵につかまってやれば大丈夫だから」


「はーいっ」


言われたとおりに練習を始める私。


相変わらず浮かない身体…(泣)


先生にアドバイスもらって再び練習する。


「良い感じ良い感じ。…ん?」


先生は何かに気付いたのか、私に練習をやめさせ、聞いてきた。


「黒崎さん、左の足首どうしたの?」


私は、プールから上がり自分の左足首を見てみた。


―…あれ、なんか腫れてる…?


私の左足首は右の足首と比べ一回り大きく膨らんでいた。