それは、私がまだ小学3年生の夏…。


―学校―

「なっちゃーん、次プールだよー!!早く行こうよっ」


「あわわっ…ちょっと待ってー」


「菜月ちゃん早くー。置いてくよー」


「待ってってば〜」


愛ちゃんと遥ちゃんに呼ばれ、急いで前の授業の片付けをし、プールの用意が入った鞄をとりにいく私。


今日から学校はプール開き。みんなは大はしゃぎしてる。プールに入れるの嬉しいみたい…


でも私はそんなにはしゃげないなぁ…だって私、カナヅチなんだもん…。あ、体重のせいじゃないからねっ//


あぁ…今年も先生にしごかれるのか…。


苦笑いしながらも準備を済ませ、愛ちゃんと遥ちゃんの3人でプールへ向かう。