邪道上等*短編







このとき




私の気持ちを閉じ込めてた扉が


早川くん自身にこじ開けられた







「うぅっ……

 淋しかったよ…



 陽はわかってた

   
 私がいじめられてたことも



 そして、たすけてくれた


 でも、早川くんは…



 私こと何も知らない


 私も早川くんのこと知らない


 それが辛かった……


 陽はしってるのに…




 私の誕生日だって昨日だよ? 


 なに別れようとか言わせんのよ!


 電話やメールより、


 家に来て欲しかった。会いたかった!



 昨日は図書室に隠れていたし


 探しに来てくれたけど



 見つけてくれたのは陽だったし


 陽は優しいのに…………



 陽を好きに慣れればどれだけ楽か



 何回も思ったよ!



 でも、






 早川くんが好きで…






 毎日早川くんが女の子とラブホ行くと
 


 誰かからそのメール送られてきて




 私辛くて


 でも、好きで…




 悲しくて、泣きたくて





 今だって…!






 今だって陽しか



 名前で呼んでくれないしっ……!


 なにがお前よっ!」