ひとつ、


 彼岸を彩る
  朱の華が咲き



 ふたつ、


   深き蒼の川に
  浮かぶは
   黄泉路の空舟



 みっつ 、


   水籠りて
  届かぬ想いに


 よっつ 、


   夜を行く
  誰ぞ気づかん