「うっうわあ。」
ついたのは大きなマンションの一番上の部屋
「さてさてほら、ポチおいで。」
え
「ポチって?。」
あたしに手招きしてるってことは
また彼はくすっと笑い
「君がすごく犬みたいだから、ポチ。」
そういいながらも
おいでおいでと手招きを続ける彼
「…ポチじゃないし。」
あたしは手招きされた方向に足を進ませた
なんか優しい手触り…
あたしの体中傷だらけだったのに
ひとつひとつ
消毒や絆創膏をはってくれた
「女の子なんだから、もっと体大事にしろよ。」
耳元でささやかれた瞬間
またどきどきした

