青空広がれ

晴ちゃんは、泣きながら出て行ってしまった。

あたしは、唖然としていたわ。

『消えて』とか、言われることすら、

覚悟していたんだもの。

晴ちゃんが走って行ってすぐ、

その教室に翔が来たわ。

「どうしたんだ?」

って、あたしに聞いたの。

自分でも、』どうしてあんなこと言ったか、

あたしにも分からない。

でも、どうしても悔しくて。

諦めなければいけないことが悔しくて。

最後の意地わるのつもりだった。

『翔、助けて。

 晴ちゃんが、あたしを苛めるの。
 
 翔と真の近くにいて邪魔だって・・・

 さっさと消えろって・・・

 少し可愛いから、生意気だって・・・。』

もちろん、そんなこと言われてない。

晴ちゃんは優しいから、

真の近くにいても怒りもしない。

それなのに、あたしは・・・。

ごめんね、晴ちゃん。